ALSになった母とわたし

はじめまして。 母が2019年ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されました。 同居しています。性別は女性。24歳。無職。 そんな私が見ている世界。感じている今。 ノンフィクションでリアルな生活を書いていきます。 よろしくお願いします。

ALS女性死亡のニュースをみて

 

 

こんばんは

 

 

昨日投稿する予定でした

 

 

 

コロナニュースばかりの昨今

急に湧いて出たニュース

ALS女性の殺害

 

私もニュースは見るだけで苦しくなる

ものばかりだから見ないように

なったのですが…

 

そんな私でも目についたこのニュース

 

 

簡単に言うと

 

どんな理由であれ

安楽死は日本では認められていません

海外では認められている国もあります

 

その安楽死を主治医ではなく

SNSで知り合った医師2人に

頼んで亡くなった

 

 

というニュースでした。

 

 

 

私は前にも記事に書いたけど

呼吸器をつけるのか、気管切開をするのか

その選択をするのは患者です。

だけど、1度その選択をすれば

戻ることはできないんです。

気管切開して呼吸器をつけたとして

もう動けないし、生きている事が辛い。

そう思ったとしても

呼吸器をとめたり自分でできないし、

自分の首を絞めることもできない。

 

重たくはなります。

だって命の話だから。

 

 

 

もう、生きたから十分だ。

私を安楽死させてくれ。

 

 

これが通用するのは海外の話。

 

 

日本では生きねばならないんです。

 

 

 

 

 

 

 

私はニュースをみてこう思いました。

 

そりゃ、そうでしょ…

 

 

私は患者ではないけど

 

彼女の気持ちが分からないわけじゃない。

 

彼女が気管切開していたのかとか

どこまで進行してて

どれだけ動けるのか

そこまで公表されなかったけど

 

自由に動けないし

自由に喋る事もできないし

ご飯は食べられないし

笑うこともできない

目や耳は良いし

ボケない(認知症等がなければ)

嫌なものまでみえるし聴こえる

 

 

ALS患者さんの中では

こんな声もあった

 

動くことは出来ないし

視線を送ることしか出来ない

だけど耳はよく聞こえてる。

だから

看護師さんが耳の近くで

聞こえてる?

とか大声で話されるのが

うるさくてムカつく!! 

 

と。

 

そんな事が

何年、何十年と繰り返されたら

死にたいと思う事もあるでしょ

 

普通に生きている私でさえ

何度か考えたことがあるのに。

 

 

 

命は粗末にはしてはいけない

 

 

だけど

 

 

1番過酷ではないでしょうか

 

 

 

 

 

 

日本でも安楽死を認めるべき

といいたい記事ではない。

 

 

ALSと向き合っている人

その周りの

その家族、友だち等

医者や看護師、施設の方…

 

命を粗末にしようと考えてる方

その周りの…

 

 

 

完治はしない

可能性のない

病ALS

そんな時代で

自由に動けなくても

立派に生きている

 

 

 

 

あなただけじゃない

大丈夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくれて

ありがとうございました!